短歌雑誌「にしき江」の4月号に掲載された短歌です。
【ゆっくりと】
ゆっくりと時計の針が登りつめ吐息をついて降り始める
塩辛の小鉢にさし置く割箸は雪降る山の杉の香をもつ
雨だれは大地に着きて砕けをり穿たむ岩など目指しもせずに
ビジネスの本に挟まれた「桃太郎」書架より幼き声をあげゐる
鬼の居ぬあいだに豆は無くなりて役者のゐない面のみ残る
この5首は特選に選ばれました。
久々の特選ですねぇ。
嬉しいです。
私は、2種目の塩辛の歌が好きです。
雪の杉林を歩いていると隔絶された音のない世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。
そんな風景を割箸に託しました。
【ゆっくりと】
ゆっくりと時計の針が登りつめ吐息をついて降り始める
塩辛の小鉢にさし置く割箸は雪降る山の杉の香をもつ
雨だれは大地に着きて砕けをり穿たむ岩など目指しもせずに
ビジネスの本に挟まれた「桃太郎」書架より幼き声をあげゐる
鬼の居ぬあいだに豆は無くなりて役者のゐない面のみ残る
この5首は特選に選ばれました。
久々の特選ですねぇ。
嬉しいです。
私は、2種目の塩辛の歌が好きです。
雪の杉林を歩いていると隔絶された音のない世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。
そんな風景を割箸に託しました。
