2009年1月12日

にしき江 20年12月号掲載

短歌雑誌「にしき江」の12月号に掲載された短歌です。

【海の闇】

夜なよなを綱を引きあふ月と海今宵は月が海に落ちたり

瞼なき魚の見つめる海の闇 瞑りてつくる闇より深く

夕暮れに海を眺むる叔父はなく岡に上がりし船のみ残る

鳩羽色は闇から抜け出す海の色朱色に染まる前のひと時

沈み瀬に沿わせて網を仕掛けおり黄色に染まる翁と艪とが



海を題材に詠んだ歌です。
田舎は小さな漁村で海は身近でした。
そんな海の風景、海の思ひ出です。
私は1首目が好きです。
静かな夜の海に月が映っている風景・・・和む風景です。

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